blueyellowkaeruの日記

「相手が100%悪い。自分は100%悪くない」と言う人が身近にいた。穏やかで優しい人。言葉の攻撃、自分の主張だけして無視無言。心が壊れる。人は変わらない。自分は変われる。自分が変われば抜け出せる。

33. 東日本大震災から10年

まだ10年。もう10年。あれから10年。

地震津波と火災と原発と。

2021.2.13の夜の地震の際にも思い出した、10年経ったあの日の揺れをまだ体が覚えている。

今週、劇的に増えたニュースからは、震源地の人が個々様々な困難から、大きな困難から、立ち上がっている大勢の人。

「まだ元住んでいた場所へ帰ることができません」という声ももちろんあって、なんて悲しい苦しい現実、長い闘いなのだろう。

大切な人、家や仕事を失っても、この10年でしっかりと新たに生きている人が大勢いる。

「お店を再建しました」「亡くなったあの人の分まで生きています」、力強い前向きなニュースの中の人。

【風化させてはいけない、教訓にしないと】という未来への強い希望。

そんなニュースをみて、なんで私には再生するその力がないのだろう。まだ生きる力が出ないことに情けなくなる。苦しい。でも、出ないものは出ない。

 

あの日を境に人生が変わってしまった人達。動き出せず時間が止まったままの人もきっと大勢いる。

東日本大震災からもう10年」と表現する人は、きっと直接被災していない人ではないかな。

東北の人や当事者はきっと「東日本大震災からまだ10年」と言うのではないかな。

今もこれからも続く現在だから、「まだ」なのだと思う。

 

被災した人達とこんな個人的なことを同列には絶対にできない。

私はまだ、きちんと生きれていない。

もう何重苦なのかもわからない。もう疲れた。

私のこの時間は、長いなーとも思うけれど、早い、と言うか、単純に毎日の記憶がない。

精神力がない。興味関心がなにもない。諦め。望むものはなにもない。

時間が止まったまま。

それでも、悲しみ苦しみの感情、恐怖の記憶は残っているけれど、「私の人生に存在しなかった人」にまではなった。

私から生きる力、人生を吸い取った人だけど、あの人の人格人間性や人生なんて興味ない。

 

平時のときにはわからない、いざ有事の時に攻撃的になる自分だけを大事にする人。

自分を守るために人を攻撃する、自分は何も悪くないと言う、人の気持ちがわからない、都合よく嘘を並べ事実を歪曲する人。

誰かを批判することで自分の主張を正当化する人は信用に値しない。

思い出したくもないことでも、心に刻む。

「あの地震がなければ」「津波が来なければ」誰もが思うその思いと同じくらい強く、「あの人に新たな仕事を差し出さなければよかった」「こんな人の人生の立て直しをしなければよかった」と思う。

「あの人に未来を作ったこと」が唯一最大の後悔。

コロナ、早く収まるといいな。

お願い私、毎日が終わってしまえばいい、と思わないで。

私よりももっともっと辛い人、大変な人、苦しんでいる人、世界中に大勢いる。