24. I love meな人って何と闘っているのだろう
再会して、楽しそうに嬉しそうに「また今度」と言っていたのに、「あのときのことを説明してほしい。したことを謝ってほしい」と伝えたその途端、連絡が取れなくなった。
そしてやっとあった反応は、一方的で自分勝手な脅迫まじりな内容のラインだった。
出来事を都合よく切り取って、いつもの彼らしく都合よく解釈して、私を責める言葉を並べた後、
「私のしたことで気にめさなかった全てのことは謝ります。大変申し訳ございませんでした」
「これ以上、関りあいをもたないでください」
衝撃だった。
ここまで身勝手で自己中心的な残酷な人だったんだ。
責任転嫁。謝っているようで謝っていない謝罪。
このラインが来て、読んで、その日、最後の最後本当の限界ギリギリのところ張っていた全てが切れた。
I love meの人。
自己保身ばかりの人。
自分がしたこと言ったことを、認めることは決してない。
心底自分は何も悪くないと本当に思っているのか。
認めること謝ることは負けだと思っているのだろうか。
この人と私は、大切なものが違う。守りたいものが違う。
この人には何を言っても伝わらない。
このことになぜもっと早く気付かなかったのだろう。
気付いた時に頑張らなければ良かった。理解したいと思わなければ良かった。
呆れられれば良かった。なじれれば良かった。
池袋の暴走事故の男性
「安全な車を開発するようにメーカーの方に心がけていただきたい」
「高齢者が安心して運転できるような、外出できるような世の中になってほしい」
あおり運転のデマを拡散した元市議
「デマを最初に投稿した人物を洗い出し、謝罪してほしい」
タピオカ騒動の芸能人
「姉にも言い分があるようですが…。誹謗中傷しない。第三者に話しをしない」
何か違う。気持ちがあるならばこの言葉は出てこないのではと思う。
この頃立て続けに流れたニュースの断片で、私はこれらの当事者ではないのに、そんな感想が心に浮かぶ。
この人たちの謝罪の仕方が、彼と同じに聞こえてしまう今の私は心が狭い。
マイナスの力に引っ張られてはいけない。意識と精神をしっかり持たないと。